ハクビシン:なんでも食べ、ダニやノミを連れてくる

近年、急増しているのがハクビシンによる被害です。見た目はタヌキに似ているので、タヌキに野菜をやられたと勘違いしている農家の方もいらっしゃるかもしれませんね。

もともとは山林に生息していた生き物が、食べ物を捕獲しやすいことから、人里に寄りつくようになったというのが大きな理由です。

ここでは、タヌキに多少似ているハクビシンという生き物の生態や被害例・駆除方法について詳しくご紹介いたします。

ハクビシンの生態

ハクビシンとは

ハクビシンという生き物自体を知らないという人も多いかもしれません。ハクビシンを漢字で書くと白鼻芯という文字になります。

見た目も漢字に書いた通りで、鼻から脳天まで白いスジが入っており、一見するとタヌキのように見えなくもありません。

体長は、1m弱でイタチほどの凶暴性はありませんが、何分にも野生の生き物なので捕獲しようとすると凶暴になることもあります。

しかしながら、幼少時に野生のハクビシンを捕まえてきてペットとして飼い馴らすと人に懐くことさえあります。

夜行性で木登りが得意

ハクビシンは、木登りが得意なので都会などでも電柱や電線の上で目撃されたりしています。
元々は夜行性の生き物なので、昼間は住処でジッとしていて夜になると食べ物を求めて動き回るという習性があります。

食べ物に関しては、雑食性なので木の実や野菜だけでなく昆虫やカエルなどの小動物も捕獲します。
とくに農家などでは、畑の野菜を食い荒らすという被害例もよく挙げられています。

ハクビシンがもたらす被害

見た目の可愛らしさに騙されてはいけない

ハクビシンは、元々山などに生息しながら木の実や昆虫などを捕獲する程度の生き物でした。

ところが、近年では食べ物が豊富なことから人が住むような地域でもよく目撃されるようになりました。おまけに木登りが得意なので、小さな穴さえあれば人家の屋根裏に住み着いてしまうことさえあります。

とくに人家の場合、断熱材などが多く使われており寒暖の差が激しくないので、住みやすい上に食べ物も豊富にあります。
家の中の食べ物だけでなく、畑の野菜や生ごみなどを食い漁るという被害が多くあります。

一見ペットにしたくなるような可愛らしい一面もありますが、何分にも野生の生き物なので十分な注意が必要です。

こんな健康被害が…

ハクビシンもネズミやイタチと同様にノミやダニが体中に寄生しています。

そのため人家にハクビシンが住み着いてしまうと、ノミやダニの繁殖を許してしまうということにも繋がります。

とりわけノミやダニは吸血性があるので、一旦噛まれると1週間程は痒みや痛みが治まりません。

さらには、ダニの死骸や糞などがアレルゲンとなって、喘息やアトピー性皮膚炎などに悩まされるというリスクも高まります。さらには野生の生き物なので、ダニやノミだけでなく様々な細菌を保有している可能性もあります。

とくに人家に住み着いてしまう場合には、糞尿で雑菌が繁殖しやすい環境となってしまうので注意が必要です。

ハクビシンの駆除・予防対策

ハクビシンの駆除

ハクビシンは比較的大きな生き物なので、素人が駆除しようとしても相当困難です。そのためプロの駆除業者に依頼するのが一番です。

バルサンを焚いたら家の中から追い出すことができたという例もあります。
確かに、バルサンは煙が上に登るようになっているので、天井裏にいるハクビシンには効果があります。

その代り、床下に潜んでいるハクビシンには床下にバルサンを焚く必要があります。とりわけ、ハクビシンが家の中に巣を作っている場合には、巣を守るために中々家から出て行かないということも想定されます。

それから、ハクビシンは鳥獣保護法の対象となっていることから、自治体などによっては許可が必要な場合もあります。

ハクビシンの予防対策

ハクビシンの場合、ネズミが1匹通れるか通れないかといった程度の極めて小さい穴を通ることはできません。その代り、頭が通れるような穴があれば容易に出入りすることが可能となります。また縁の下の通気口などの金網が破れている場合にも補修が必要です。

さらに家の隣に大きな木があると、その木に登ってから家の屋根裏などに侵入するということも可能です。その他、農作物の被害対策では、ネットを張り巡らしたり電気柵を設置したりするのが一般的に多く行われている対策です。

まとめ

ハクビシンの生態や駆除方法などについてご紹介してみました。

ハクビシンの被害については、農家が多いのですが住宅街にお住まいの方でもハクビシンの被害でお悩みの方はぜひとも参考にしてみて下さい。

ハクビシンによく似た被害は、イタチももたらします。

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