ネズミ:家に住みつき、糞や食物の被害が出る

子供の時に、子ネズミが家の中をウロウロしていたので捕まえようとしたことがありました。その時、子ネズミを捕まえたまではよかったのですが、指を噛まれて痛かったのですぐに離してしまいました。

例え子ネズミでも、歯は鋭いので痛かったという思い出だけは今でも強く残っています。そんなネズミといえば、住まいの害虫の定番的な生き物です。

ここではネズミの生態や駆除方法について詳しくご紹介いたします。

ネズミの生態や種類

ネズミの生態

ネズミは夜行性の生き物なので、人が寝ている時に天井裏から出てきて食べ物をコソコソと食い漁る習性があります。そうした人が寝ている間に食料を盗むという「寝盗み」が転じて、ネズミと呼ばれるようになったといわれています。

そうはいっても夜中になると、食べ物でもないような柱や壁材をガリガリとかじっている音がすることもあります。木なんかかじって美味しいのかな?とつい思ってしまいます。

実はそれにも理由があるのです。常に何か硬い物をかじって前歯をすり減らしていないと、前歯だけ伸び続けるので口がふさがってしまうからなのです。

ネズミの種類

ネズミは哺乳類に属する生き物で、その種類ともなると1000種類以上にも及ぶといいます。

ちなみに日本で見かけるネズミの場合には、人の住まいに生息するイエネズミと山などに生息するノネズミに分類されます。とりわけイエネズミは、ゴキブリと並んで害虫の定番として多くの人に忌み嫌われています。

ネズミといえばどれも同じように見えますが、イエネズミについていえば下水等に生息するドブネズミ・屋根裏やビルに生息するクマネズミ・倉庫や物置に生息するハツカネズミに分類されます。
中でも近年、毒エサが効かない耐性を持ったクマネズミが急増しており、スーパーラットと呼ばれて駆除業者に恐れられています。

ネズミがもたらす被害

赤ちゃんや寝たきり老人に噛みつく

ネズミによる被害は、単に夜中に食べ物を食い漁るというだけではありません。用心深く環境への適応能力が非常に強い生き物で、時と場合によっては赤ちゃんや寝たきり老人に噛みついて、人の肉さえも食うという恐ろしい習性があります。

またドブネズミに至っては、不用意に近づくと人に向かってくることさえあります。そんなネズミに噛まれると歯が鋭いので傷が深いというだけでなく、ネズミが持っている菌に感染するという危険性もあります。

ネズミが媒介する病気

ネズミが媒介する病気で一番恐ろしいのは、ネズミのフンの中に潜伏しているハンタウイルスです。

ハンタウイルスに感染するとワクチンや有効な治療法がないばかりか、感染の拡大を防ぐため国への報告が義務付けられているほどです。

ちなみにその他にもネズミが媒介する菌には、食中毒や腸チフスを引き起こすサルモネラ菌やE型肝炎ウイルス・レプトスピラ菌・ペスト菌などが挙げられます。

ネズミのペスト菌による感染症は、かってヨーロッパでは黒死病として恐れられたほどで多くの人が亡くなっています。

ネズミの予防対策・駆除方法

ネズミの予防対策

ネズミの駆除については、いろんなネズミ専用の駆除用品が数多く販売されているので素人でもできないことはありません。ところが、ネズミの侵入を防ぐということがネズミ退治では一番の要となるのです。

プロの業者にネズミの駆除をお願いすると、ネズミの侵入口をしっかりと塞いでくれます。

要するにネズミが出る家と出ない家との大きな違いは、ネズミが家の中に容易に侵入しやすいかどうかの違いであるといえますね。

とくに通気口や排気口・換気扇・エアコンの排水ホースなど小さな穴があると、ネズミはそこから簡単に家の中に侵入してしまうのです。

ネズミの予防については、以下のようなページも役に立ちます。

ネズミ対策・ネズミのいなくなる環境整備|品川区

川崎市:ねずみの住みにくい環境づくり

ネズミの駆除方法

ネズミの駆除方法でプロの業者がよく行うのは、ネズミが好むエサに毒を混ぜてネズミを駆除するという方法です。
ただし、ネズミは警戒心が強いのですぐには毒エサを食べないかもしれません。ところが、毒エサを何日もそのまま置いておくと、そのうちに食べることがよくあります。

こうした毒エサによる駆除方法は、ネズミが毒エサを何度か食べているうちに毒が体内に蓄積するのでいずれ死んでしまいます。

また、粘着シートもかなり有効です。粘着シートの場合も設置して数日間は警戒して息を潜めますが、1か月後にようやく捕獲されたという例がよくあります。

 

ネズミ退治で大切なのは、ネズミが住みやすい環境にしないことです。
ネズミが好むような食べ物を放置しないことも大切です。

今回ご紹介したような内容を参考にして、改めてネズミ退治に挑戦してみてはいかがでしょうか。

もし、自分でネズミ退治をしてみてムリだった、という方は、プロのネズミ駆除業者に相談してみましょう。

専門家なので、駆除から侵入口の封鎖までおまかせできると思います。

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